AITP A-Team流モブプログラミング

こんにちは。AITPの菊池です。
前回の記事で宣言したので、今回はA-Teamでどのようにモブプロを運営しているかを解説していきます。
そもそもモブプロとは?
モブプロとは、3人以上で集まって1つの実装を行う行為を指します。
「ペアプロと何が違うのか?」という声を時々聞きますが、ペアプロは2人で1つの実装に取り組む行為で、人数で呼び方が分かれています。
参加者が多く、一定の統制をとる必要があるため、モブプロでは以下のようなルールが定められています。
- 役割はタイピスト(ライター)とモブ(ナビゲーター)に分かれる
- タイピストは必ず1名であり、その他の人は全員モブとなる
- モブになった人は、タイピストに実装の指示をする
- タイピストを指示内容を実装することに専念し、議論には参加せず、かつ自分の考え、意見をソースコードに反映しない
- タイピストは10~15分ごとに交代する。
- 1回あたりの実施時間は1~1.5時間程度。
A-Teamではどのように運営しているのか
結論から言うと、A-Team流モブプロは多くのルールが本来のものから逸脱しております。
前提として、AITPはフルリモートを認めているため、ほとんどのメンバーが自宅で仕事をしております。昨今、様々な画面共有ツールが出ていますが、それでもオンラインで1つの画面を見て、議論をするのはなかなかハードルが高いです。また、チームにジュニアクラスのエンジニアやそもそも普段からおとなしいメンバーが多いため、形から入るよりまずは発言を促すことを優先しました。このような事情を踏まえ、以下のルールで運用を始めました。
- PBI担当者が自身の実装に関するモブプロを開催する
- モブプロの予定は原則30分の枠で設定する
- PBI担当者をタイピストとして固定し、画面共有を行う
- タイピスト含め、全員が好き勝手話して良い(人の話を横から遮るのはなし)
- 実装に固執せず、設計の相談も可能
- 当たり前だけど、相手を否定しない
このルールで運用を始めて現在1年ほど経過しておりますが、技術知見の共有、仕様決めなどで、なかなか円滑にワークしております。
最近ではモブプロ導入当時と比較して心理的安全性の高まり、人数の増加など少しずつ内部構造が変わってきたところもあり、新たな課題が見えてきているので、今後は少しずつ本来のモブプロに寄せていきたいと思っています。
最初からしっかりモブプロを実施するのはハードルが高いと感じているチームには、割とおすすめの方法だと思います。また、オリジナルルールを用意したチーム、開発者の方々がいらっしゃれば、コメント欄でぜひ教えてください!